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【初級編】来店・予約などLINEで集客をおこなうための活用法

2024.10.15

【初級編】来店・予約などLINEで集客をおこなうための活用法

本記事では、企業が「来店」・「予約」などの目標達成をおこなうために、LINEをどのように活用すべきかをお伝えします。

LINE公式アカウントを始めたばかり、もしくはこれから始めようと思っている初心者向けの内容となっています。すでにLINEを積極的に活用されている企業様は、理解に抜けや漏れがないか、確認用としてご一読いただければ幸いです。

※LINEを活用すべき理由については詳しく説明している、こちらの記事をご参照ください。

【集客に役立つ】中小企業・店舗がLINEアカウントを運用すべき理由

 

LINE集客で重要なこと

LINEを活用することで来店・予約などの集客目標を達成したい場合に重要なのは、「ユーザーにとって有益な情報を発信する」ということです。

他のSNSと異なり、プッシュ型の発信(=相手のスマートフォンに通知がでる)からこそ、一方的な企業の宣伝などユーザーにとって興味がない情報であればあるほど、ブロックなどユーザーが離れる可能性が大きくなり、LINEを活用する企業側のデメリットが大きくなります。

いかにユーザーにとって価値があり有益な情報を発信できるかということを踏まえてLINE活用をおこなっていきましょう。

 

■ユーザーにとって価値ある発信をおこなうために

ではユーザーにとって有益な発信をおこなうためにはどのようにすればいいのでしょうか。

まず大事なのは、誰に対して情報を発信するのか(=ターゲット)を明確にするということです。

これを「ペルソナ設定」といいます。自社のサービス・商品を検討、購入してほしい人はどんな人なのかを具体的に設定しましょう。

年齢・性別などはもちろんのこと、どんなことに興味があり、どんなライフスタイルなのかを明確にすることで、どんな情報を発信すれば刺さるのかが考えやすくなります。

「不特定多数の人がなんとなく興味をもつ」よりも、「多くの人には興味をもたれないが、ピンポイントの”こういう人”には深く刺さる」という発信がLINE活用においては有効です。

 

■ユーザーにとって有益な発信とは

ではペルソナ設定ができた上で、ユーザーにとって有益な発信とはどのようなものが考えられるでしょうか。

わかりやすい例でいえば、割引クーポン・ドリンク1杯無料などの金銭的なインセンティブです。ユーザーにとってはお得に利用ができ、企業側からしてもクーポン利用による単価アップや再来店が見込めるなどのメリットがあるため、両者にとって価値があるといえます。

また他社商品・サービスと比較検討をおこなっているユーザーにとって、LINE上で検討材料となる情報が得られたり、疑問が解消できたりといったことも有益となりえます。ユーザーにとっては判断がしやすくなり、企業側からすればユーザーの疑問・悩みを解消するという前提で自社の魅力を訴求することが可能です。

つまりLINE上でおこなうべき発信とは「ペルソナが欲しい情報」と「企業側が発信したい情報」の2軸が重なるコンテンツであると言えます。

 

集客のためのLINE活用法

どのようなコンテンツ(情報)を発信すべきかが定まったところで、ここからは具体的にどのようにLINEを活用すべきかを説明していきます。いずれも、LINE公式アカウントの料金内で追加費用をかけず、いますぐおこなうことができる施策となりますので、できていないことがあれば実践してみてください。

 

■LINE友だち追加の導線

LINE集客をおこなう上でまず大事になるのは”見込み客”となる「LINE友だち」をいかに多く囲い込めるかということです。友だちの人数が少なければ、どんなに良い発信をしたとしてもリーチ数が少なく、効果を上げにくくなります。

そこでLINE友だちを増やすための施策=ユーザーとのタッチポイント(接点)をいかに増やしているかが大切になります。

例えば店舗であれば、お客様が通る(目につく)動線上にLINE友だち追加のポスターを掲示しておくといったことは基本でしょう。他にもレジ横にPOPを設置して、購入時にスタッフから声掛けをおこなうといったオペレーションの徹底や、飲食店であればメニュー横などお客様が「待ち時間」にLINE追加をしやすいような工夫も重要です。

またオンラインからの流入経路もつくっておきましょう。ホームページやLINE以外にのSNSにもリンクを設置してLINEへの流入を促すのも忘れてはなりません。

いかにユーザー(お客様)とLINEの接点を増やせるかということを意識して、友だちを増やせるよう取り組みましょう。ただし意味のない友だち(ターゲットとなりえない人)を増やしても仕方がないので、しっかりとターゲットとなりえる人にリーチしていくということを忘れないよう気を付けましょう。

 

■挨拶メッセージを工夫する

LINEで友だち追加をおこなった際に自動でメッセージが送信される「挨拶メッセージ」で何を送るかというのはLINE集客において重要なポイントです。

企業からお客様へ最初へ送るメッセージだからこそ、その内容次第でせっかく友だち追加してもらえても、今後メッセージが開封されにくくなったり、すぐにブロックされてしまったりということも少なくありません。もし挨拶メッセージがデフォルトの設定のまま、特に工夫をおこなっていないという場合には早急に変更をおすすめします。

挨拶メッセージで気を付けるべきなのは、このLINEアカウントがどんな位置づけのものなのかを正しく認識してもらうということです。いかにLINEアカウントを友だち追加しておくことが有益なのか、どんな情報を発信するのかを伝えておくことでユーザーとのミスマッチを防ぐことができます。

また挨拶メッセージでユーザーの属性を理解するためのアンケートを実施するのもおすすめです。マーケティングリサーチの一環としても活用できますし、今後ユーザーの属性ごとタグをわけて、発信する情報を送り分けることも可能です。

 

■クーポンの配布

LINE友だち追加は、メールアドレスの登録やお客様アンケートの記入などの従来の販促手段と比べてハードルが低いとされていますが、それでもユーザーが友だち追加してもいいかなと思える「動機付け」が必要です。

その最たるものがクーポン配布でしょう。例えばレジで会計中に、「いまLINE友だち追加してもらえれば、今回のお会計が○○円引きになります」と言われたり、居酒屋でファーストオーダー時に「お会計までにLINE友だち追加していただければ、ドリンク1杯無料になります」と言われたりすれば、十分なきっかけとなりえます。そのため友だち追加のインセンティブを与えるという手法はとても重要です。

ここで気を付けなければいけないのは、このクーポンは友だち追加をさせるためのきっかけであり、集客にはつながらないということです。せっかくその場で友だち追加してもらっても、次回来店(=リピーター)につなげなければ意味はありません。

そこで友だち追加時だけではなく、「次回使えるクーポン」を配信することも有効です。例えば前述の挨拶メッセージにて、「毎週○曜日にクーポン配信」や「毎月1回お得なクーポン」などの発信予定を記載して、実際に発信がされていれば、友だちの離脱も防げますし、次回来店につなげることもできます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。今回ご紹介したLINE活用法は、あくまで初級編であり、最低限やっておかなければならないポイントをまとめたものです。

今後より実践的な上級編も解説していきますので、コラムの更新をお見逃しなくお待ちください。

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